えぞ鹿ハンターになろう!【罠猟編⑥:罠猟トラブル】
この記事は罠猟でエゾシカハンターになるまでの流れと必要なものを書いていきます。
シリーズを最後まで読んで頂ければ、専業でもやっていけるように書いて行きますので、
参考にしていただければと思います。
【ステップ6:罠猟トラブル】
ハンターはトラブルがつきものです。
銃猟に比べると少なくはありますが、それでも無いわけではありません。
罠猟のあるある問題
問題ケース1
無許可で罠を設置している。
→ 土地の占有者に必ず許可を取りましょう。(マップが見にくく境界がわからない場合があります)
問題ケース2
規定サイズ外の罠の設置(規定短径12cm)
→ 大きければ、捕れやすくなるのはわかりますが、しっかりとルールを守りましょう。
(地域によっては有害駆除はサイズ拡大(18cmまで等)が認められている地域もあります)
問題ケース3
罠に掛かっている鹿を放置して近隣住人より苦情が入る。
→ 人通りが多いところでは人目につく前に見回りを心がけましょう。
問題ケース4
罠にかかっている鹿を誤って銃で撃たれる。
→ しっかりと罠が設置してあることをわかるようにしておきましょう。
また、人が良く通るところではイタズラ等、何か合った時の為にトレイルカメラを設置すると良いです。
問題ケース5
罠猟では止め刺し用の刃物等を工具箱に閉まっておく。
→ 移動中やコンビニによる際など、工具箱に入っていない場合、違反になります。
【見回りの話】
罠を設置した場合、当たり前ですが見回りにいかなければなりません。
台風の日や自分の身の危険がある場合はやむ無しと考えます。
事前に見回りに行けない日がわかっている場合は作動しないように
罠をひっくり返すなど対策をしておきましょう。
【罠設置の話】
罠猟では設置する場所を選ぶ半面、銃猟禁止区域や鳥獣保護区では重宝されます。
鹿の被害に困っている農家さんから駆除依頼が直接または役場・猟友会経由できます。
(民家が多いところでは鳥獣保護区や銃猟禁止区域に指定されていることが多い)
狩猟期間内で直接依頼された場合は設置可能(鳥獣保護区ではない場合)ですが、猟期外の場合は有害駆除になりますので、
一度、町役場に相談してもらってから、猟友会に依頼 → あなたへ話が来るように根回しが必要です。
鳥獣保護区であっても役場から許可が出れば問題ありません。
【銃猟禁止区域を狙う】
銃猟禁止区域では言葉の通り、銃を使用しての猟が禁止となりますので、鹿が多くいる傾向にあります。
罠猟は出来ますので、そこを狙って仕掛けると捕れる確率が上がります。
罠を上手く使えれば、銃よりも多く捕ることができます。
たくさん捕っても買い取り手がないのが、一番の問題です。
たくさん捕獲した場合で食肉処理施設に買い取って貰えなかった場合の処理
・自分用として自家消費。(普通に消費しきれません)
・ペットフードとして自家消費(普通に消費しきれません)
・近隣住人に配る(解体してあげる必要があると思います。)
・所有地に埋める。(事業用は違反)
・燃えるごみとして捨てる。
現実的にはタダでも良いので、どこかに引き取って貰うのが良いかと思われます。
一番は買い取って貰える場所を見つけることです。
今回のお話はここまで。
次回は大切な収支についてお話を書いていきます。
https://www.kitanojibie.jp/page/212