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えぞ鹿ハンターになろう!【猟銃編⑤:エゾ鹿猟あるある問題を事前に知る】5/9

この記事は猟銃でエゾシカハンターになるまでの流れと必要なものを書いていきます。

シリーズを最後まで読んで頂ければ、専業でもやっていけるように書いて行きますので、
参考にしていただければと思います。

【ステップ5:エゾ鹿猟あるある問題を事前に知る】

実際に出猟する前に読んで欲しい記事になります。
大前提としてエゾ猟をするためには全てにおいて捕獲する場所の許可が必要であるということ。

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牧草地、国有林、道有林、私有地、町有林、市有林・・

流し猟(車で移動しながら捕る)の人は牧草地で捕ることが多いかと思います。
そこは誰かの土地なので、その所有者の許可を取る必要があります。

また、国有林、道有林、市有林、町有林も許可が必要です。
事前に捕れる範囲と捕っても良い場所の許可、確認を取る必要があります。


ハンターのあるある問題

問題ケース1
牧草地で鹿を撃ち、回収する際に牧草敷地内を車で通過する。
→ 牧草地はしっかりと生える種類を選び育てている畑なので、車で踏みつけられると損害になります。
事前に鹿の回収時には隅っこならば、走っても良いか確認をとる。→ ダメなら手で引っ張る、もしくは捕らない。
農家の人がハンターを嫌う理由①


問題ケース2
牧草地で鹿を撃ち、はんや(当たったが逃げた)にして牧草地のどこかで死滅。
→ 牧草の刈り入れ時期になり死骸を巻き込み機械破損。
農家の人がハンターを嫌う理由②


問題ケース3
公道・農道・林道での路上発砲
→ 言うまでもなく、路上発砲はNGです。問題として書くくらいやっている人が多いのが現状です。


問題ケース4
林業など、工事現場近くでの発砲
→ 許可されている場所であっても撃たない。


問題ケース5
一般の人からの警察通報
→ 発砲音、鹿の死体を積んでいる、血が滴っている、など誤解を招くようなことはしない。
民家の近くで撃たない、鹿搬送中はカバーで隠す、血が垂れないよう工夫して積むなど。


問題ケース6
残滓(鹿の死体)の放置
→ どうしても回収できない場合は許可をとって、埋設する。


問題ケース7
日の出・日没時間を守らない
→ 発砲できる時間は日が上ってから落ちるまで。
毎日、日の出・日没時間を確認しましょう。


問題ケース8
残滓を故意に捨てる
→ 鹿を回収後、内臓などゴミを不法投棄する。
一般家庭用の燃えるゴミで捨てられるので、適切な処理をしましょう。


問題ケース9
銃を車に置きっぱなし
→ 毎日行くことになるが、しっかりと自宅保管庫にしまいましょう。
近隣住人に通報されたら、許可証取り消しになります。


問題ケース10
ハンター同士の縄張り争い
→ 専業でやっている人は生活がかかっているので、いつも行く猟場があります。
そこに侵入してくる人を良く思いませんので、新参者は注意が必要です。

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食肉処理施設とハンターのあるある問題

・食肉処理施設によるハンター争奪戦
→ 食肉処理施設は腕の良いハンターを欲しがっているので、派閥みたいなのが形成される傾向にあります。
○○処理施設に持って行っている場合、搬入受入れをしない、安く買い叩くなどがあると聞きます。

・搬入数によるいざこざ
→ 食肉処理施設には1日の搬入限界頭数がありますので、ハンター同士で枠の奪い合いがあります。
あいつは気に入らないから、搬入しないようにしてくれなどハンターから聞いたりします。
そんな人もいるということを参考までに。

・食肉処理施設の搬入を決めている人への接待
→ 鹿の搬入を決めている人間に好かれないと優遇してもらえない。
これは実際事実ですので、留意しましょう。

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上記内容を聞いてめんどうと思った人がいるかと思います。
しかしながら、許容しなければプロにはなれません。

他にもありますが、特に耳にする項目としてはこのような内容になります。

今回のお話はここまで。
次回はエゾ鹿ハンターの1日の動きについて書いていきます。

https://www.kitanojibie.jp/page/201

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