狩猟と有害駆除の違い

当店に寄せられるよくある質問があります。

「送られてくるお肉は去年の猟期のものですか?」
「猟期外だから、売り切れなのですか?猟期まで待たなくてはなりませんか?」

狩猟・猟期とは

北海道は著しくエゾシカの被害が多い為、区域によって狩猟できる期間が異なってきます。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/6/5/9/8/0/2/4/_/%E4%BB%A4%E5%92%8C4%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E5%8F%AF%E7%8C%9F%E5%8C%BA%E5%9F%9F%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%9C%9F%E9%96%93%E7%AD%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf

エゾシカコラム

↑当社がある白糠町では「A区域:10/1-3/31」までが狩猟免許を持っている人が捕れる期間になります。
*正確には有効期間内の狩猟免許を持っていて、該当地域に狩猟申し込みをして税金を払い、許可が出た人になります。細かいですね。

この期間に一斉解放されますので、エゾシカ捕獲が一気に進みます。
しかしながら、3/31日を過ぎると狩猟ではエゾシカを捕ることが出来ません。

そこで有害駆除となります。

有害駆除とは?

「野生鳥獣が農林水産業などに被害を与えたり、被害を与えたりするおそれがあり、なおかつ捕獲以外の被害防除対策を実施しても被害を効果的に防止できないと思われる場合に、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に基づいて実施される捕獲。」

このようにされています。

難しいですね。
簡単に説明すると、該当する市町村が被害ヤベー!といって有害駆除してくれる隊員を募集して、その人たちで駆除をするというものです。

このことから、有害駆除が出来るではなく、役所から貰う紙は有害駆除を行う「指示書」になります。
猟期以外にもエゾシカを捕りたい人たちはたくさんいますが、この指示書を貰わない限り「密漁」になります。